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TAVATABITO BLOG

子連れ海外旅行で、伝えたかったこと…


エッセイ01

皆さんは、旅をした後にどんなことが充実していたら、「いい旅だったな」と満足しますか?
「あの“フード”絶品だった!」
「ここでしかできない“体験”を味わえた!」
「憧れの“建築”を目にして、テンションMax!」
「“ショッピング”しまくったぞー!」と、それぞれに、満足ポイントがあることと推察します。私はというと、多くの旅行は「出会った人」とのエピソードで満足するタイプ。
旅を振り返った時にそこに「人」との思い出があって、「またあの人に会いたいな」と思えたら、万々歳。
そんな旅の醍醐味を今回の子連れ旅で我が子に伝えられたというお話。

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こどもと二人っきりで行った、ポーランド2泊3日の旅は私にとっては大冒険だった。ポーランド人のお宅にお世話になるとはいえ、その友達と会うのだって数十年ぶり!彼のご家族に会うのは初めて!ずいぶん前にポーランドに行ったことがあるけれど、子ども(7歳)と行くのは大人旅とは全然違う。とにかくドキドキしていた。何より子どもの様子が読めない。

フィンランドは私にとっては実家感があるので「なんとでもなる」って安心感があるけれど、ポーランドは違う。子どもが不機嫌になったら、食べ物の好みが合わなかったら、言葉が通じなくてストレス抱えたら……、私もナーバスな状態で、うまく対応できるかと心配していた。

しかし、すべての心配は杞憂で終わった。友人の家には8歳と9歳の姉妹がいた。うちの子が7歳だから年の近いお姉ちゃんがふたり。最初はぎこちないかと間に入ったけれど、1時間もしたら、大人抜きで大騒ぎ!!言葉?そんなのどうにでもなる。身振り・手振り・翻訳機だってある。困ったら、助けに入る大人だって近くにいる。

あっという間に仲良くなって、次の日なんて子どもたちと(ポーランドの)ママが家に残って、私と友人が買い物に出かけて、別行動した時間があったくらい。

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ここに生まれた友情は本当に美しかった!!そして、頼もしかった。

折り紙もしたし、浴衣も着たし、ジブリ映画みたし、料理も楽しんだし、シャボン玉や追いかけっこ、人形遊び……正直「ポーランドにおいて帰ってもたくましく生きていけるんじゃないか」なんて思ったくらいに3人の世界ができていた。

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帰国してからポーランドの話をする時は「あれまた食べたいね」「あそこもう一度行きたいね」ということ以上に、「みんなに会いたい」になる。

そう、私の旅はいつだって「人」が中心だった。「観光」や「食」も楽しむけれど、結局は「人」に魅せられて、会いたくなって、またその国に行きたくなる。

我が子もそういう経験ができたようで、代替のきかない存在を中心においた旅行の楽しさ、伝えられて良かったなぁと心から感じている。


イラスト担当megu.megoより一言<megu.mego>
自宅ネイルサロンをやってます。
北欧テイストも得意なので、ぜひインスタフォローしてください。

 

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【過去のイラストエッセイ記事】

・改めて、自己紹介編(https://tavatabito.net/2023/04/19/essey10/

・初対面でおススメのフィンランド語?(https://tavatabito.net/2023/04/20/essey09/)

・フィンランドでは黒いものに気をつけろ!(https://tavatabito.net/2023/04/27/essey08/

・サルミアッキをススメられたら?(https://tavatabito.net/2023/04/28/essey07/

・フィンランド人にされたドキッとする質問(https://tavatabito.net/2023/05/12/essey06/

・アラビアのトイレの話(https://tavatabito.net/2023/05/19/essey05/

・フィンランドでヒヤッとした話(https://tavatabito.net/2023/06/03/essey04/

・フィンランドで出会ったおじいさんとの思い出話(https://tavatabito.net/2023/06/23/essay03/)

・ずっと観ていたい、フィンランドの天気予報(https://tavatabito.net/2023/09/18/hello-world/


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