前回のサルミアッキのお話いかがでしたか?
(今日はその続きの話です)まだ食べたことがない人は、
フィンランドの黒い物体に興味がわいたのではないでしょうか。
しかし一方で、「え、そんな激マズなもの、現地の人に勧められたらどうしよう」と、
思いませんでしたか?
ご安心ください。
彼らはこれが外国人にはハードルが高いことを知っています。
そう、日本の納豆のように。
日本人は外国人が初めて食べる納豆に「まずい・臭い」と言われても寛容でしょう。
なので、サルミアッキを口に入れてしかめ面をしても、かなりの確率で理解を示してくれるはず。
「私の口には合わないようです」と遠慮がちにティッシュに取り出しても大丈夫。
「そうか、そうか、君には無理か、私は大好きだけどね」と、ニヤニヤしているかもしれません。
逆に、うちの子のように「大好き!」と言えれば、それはもうフィンランド人の仲間入り。前世がフィンランド人だった説まで浮上して、会話も弾むことでしょう。
そして特筆すべきは、「どうやらサルミアッキには中毒性があるらしい」ということ。
最初はとても美味しいと思えなかったのに、フィンランドで暮らしているうちに好きになってしまったという移住者の話を何度聞いたことか……。
私と夫は未だに苦手としているけれど、我が子は大好き。
ホームステイ中のフィンランド人留学生にはサルミアッキの飴だけでなく、なんとサルミアッキパウダーまで買ってきてもらって、「これでケーキを焼く!アイスにふりかける!」と鼻息を荒くしております。
サルミアッキパウダーを使ってオリジナルスイーツができたら、また報告させてもらいますね。どうぞお楽しみに。
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【過去のイラストエッセイ記事】
・改めて、自己紹介編(https://tavatabito.net/2023/04/19/essey10/)
・初対面でおススメのフィンランド語?(https://tavatabito.net/2023/04/20/essey09/)
・フィンランドでは黒いものに気をつけろ!(https://tavatabito.net/2023/04/27/essey08/)
・サルミアッキをススメられたら?(https://tavatabito.net/2023/04/28/essey07/)
イラスト担当megu.megoより一言<megu.mego>
自宅ネイルサロンをやってます。
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