Vol.2

 
『第9回 小海フィンランド夏至祭』


開催日:2010年6/5(土)
開催場所:長野県小海町松原湖 map

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<2010年6月5日 長野県小海町夏至祭レポート>

フィンランドではクリスマスに次ぐと言われるほど大きなイベントに「夏至祭」があります。
長く暗い冬を過ごす人々にとって、1年の中で、
昼間が一番長いこの日が"特別"であることは想像に難くないですね。
とても、大事にお祝いします。(バカ騒ぎすることもしばしば…)
各地で「コッコ(kokko)」と呼ばれるかがり火をたき、あちこちで催し物があります。
故郷へ帰り、そこで過ごす人がほとんどです。
つまり、都会はゴーストタウン化するので、旅行者には覚悟が必要な日(?!)でもあります。
この夏至祭はわたしにとっても思い出の深いイベントです。

それはホストファミリーに連れて行ってもらった人口100人ほどの小さな村での出来事でした。
湖の中央でたかれる巨大なかがり火が燃え盛っている幻想的な風景。
そして、だんだんと小さくなるオレンジ色を静粛に反映する水面。
思わず魅入ってしまう、光景でした。
彼らが太陽を愛する気持ちと、日光浴にかける情熱はわたしの想像を遥かに超えてました。

ぜひこの時期にフィンランドに訪れる人には体験して欲しい、オススメイベントでもあります。
しかし、「そうは言っても丁度よく休みをとってフィンランドに行けないよ~」という方に朗報です。
そんな「夏至祭」をなんと日本でも体験できます!!
会場は長野県南佐久郡小海町にあるフィンランドヴィレッジ周辺です。
毎年、本番の夏至祭よりは少し早めに開催されます。
なぜ、フィンランドと同じ時期にやらないかと言いますと、
夏至の時にはフィンランド人が本国に帰省してしまうという裏事情があります。
(つまり、早めることによりフィンランド人も多く参加できる!)

さて、この小海町ですがフィンランドと非常に風景、気候が似ています。
だからこそ、ここにフィンランドヴィレッジが建てられたのでしょうね。
湖あり、白樺あり、本格的なサウナがあり、フィンランド人がいて、コッコ(焚き火)がたかれる。
これはもう、かなり本場に近い形で「夏至祭」を体験できる要素が満載です!


2010年6/5ナシエ&マルも意気揚々と参加しました!!
まずは、準備の段階からフィンランド人男性と日本人女性の夫婦が借りているロッジを
見せてもらえるという幸運な場面に!
小さいながらも、立派で本格的なサウナや部屋の内装に興味津々!
湖畔にあるロッジではまさにケサモッキ(サマーコテージ)の雰囲気を味わえます。
参加者の方や町の人との交流も、このイベントの醍醐味です!

さて、会場ではそば(信州らしいですね!)やパン(カレリアンピーラッカやシナモンロール)
などなど、お祭りらしい屋台販売も並びます。
また、キャンドルを作るワークショップも開催されていました。
そして、会場内にはテントサウナも設置され、体験できるようになっています。
わたしはフィンランド人からヴィヒタ(※)の作り方を生レクチャーしてもらいました。
「白樺の枝は、こんな感じのを選んで」
「葉の向きはこうで、こーやって束ねるんだよ」
なんて、ひとつひとつ丁寧に教えてもらうというラッキーな展開に!
参加者にフィンランド人が多いのもこのイベントの特徴です!

そしてだんだんと日が沈み、いよいよコッコ(焚き火)に点火されます。
参加者のテンションも最高潮に盛り上がる瞬間ですね。
さらに場内ではカンテレ(フィンランドの伝統的楽器)の演奏会も行われ、日芬の親交が深まりながら、夜も更けます。

松原湖畔に反映するキャンドルの揺らめきも幻想的で、
とても素敵なイベントでした。
お祭り後はスタッフの皆さんとフィンランドヴィレッジでサウナ&飲み会!
ヴィレッジのメインコテージのサウナは本式を堪能できます。


さぁ夏至の時期にフィンランドに行けない人は、長野で夏至祭を味わってみませんか?
2011年の夏至祭は、6/4(土)です。
イベントページはコチラ

(※)ヴィヒタ=サウナでは欠かせない白樺などの枝を束ねたもので、全身を叩くようにして使います。
血液循環や発汗作用を促したり、なによりその香りでリラックさせます。

(文:maru  絵:ナシエ)