Vol.5

文:maru /絵:nashie

「フィンランドの書店より②」

2011年夏。フィンランドに滞在しました。
フィンランドの書店レポート・第二段です!
本屋をグルリと回れば、平積みにされた本のセレクトからお国事情が見えてきます!!
みなさんも、フィンランドへ行かれた際には本屋をチェックしてみてください。




「絵本」
もちろん、ハリーポッターなど世界的に人気のあるシリーズは
店頭の目立つ場所にあり、日本と変わらない光景です。
フィンランドらしい陳列といえば、当然ムーミンシリーズです。
サイズの小さいものから、児童書タイプまで、各適齢に合わせて出版されています。
そして、隣の国の「長靴下のピッピ」シリーズも目立っていました。
このあたりの選書は日本とは違うと感じたところでした。



「趣味」
このコーナーには、盆栽の専門書などもあり興味深かったのですが、
特に今回ピックアップされていたのは、コテージ本でした。
わたしも1冊買いました。
タイトルの「MÖKKI」はそのまま「コテージ」の意味です。
この本の冒頭には"フィンランドにはサマーコテージが200万以上あります"と書かれています。
人工520万の国で驚異的な数字です!!
そしてこの本は、快適なコテージ作りを案内している本なのです。
トイレ(たいていボットン)の技術的な解説から、壁のペンキの塗り方、
サウナの煙突のあれこれから、簡易シャワーの作り方などなど…
とにかく、図柄や写真が豊富で目に楽しい1冊です。
店頭では、この類似本が何冊もありました。
それだけ、フィンランドの人にとってコテージが身近な場所であることを示しています。
この本はタバタビトの資料室に置いていますので、読みたい方はご利用ください。



「アート」
アーティスティックな写真集が並ぶコーナーで、目をひいたのは、
"TATTOO"の本です。何冊もありました。
街中でもタトゥーを見かける率は非常に高いので、このような本も人気があるのでしょうね。
たまに間違った漢字を見かけますが(笑)
今回の滞在中ヘルシンキ駅で見かけた女性の腕には、「父、母、姐御」と彫られていました。
きっとファミリーを大事にしているのでしょうが、、、、
姐御というニュアンスには目が点です。



「地図」
【世界の中心は日本ではない】
いつも見慣れている、日本列島が中心にあるマップ。
旅をしたら、その国の世界地図を眺めてみると面白いですよ。
フィンランドは陸続きでロシアとスウェーデンがあるので、
日本の島国ほど「中心感」はありませんが、見慣れない位置感覚は新鮮です!
特にフィンランド語のワールドマップをみると、国名が英語と全然違うのも面白いです。



「語学テキスト」
外国語のテキストコーナーも覗く価値ありです。
何語が勉強されているのか、よくわかります。
ちなみに"日本語"は割りと大きなスペースを占めていて、
わたしが立ち寄ったときにも
フィンランド人の女の子ふたりが熱心にページを開いていました。


さて、2回に渡りフィンランドの書店からみえてくる「フィンランド」を
レポートしました。いかがでしたか。
フィンランドは図書館の利用率が高く、本は高くて売れないとよく聞きます。
それでも書店に並ぶ本からは、「定番」と「トレンド」が感じられるので、
わたしの大好きな場所です。
裏通りには古本屋さんがあったりして、
こちらもなんとも愛おしい空気を醸し出しています。
フィンランドへいったら、ぜひ本屋さんをプラプラのぞいてみて下さいね。


tavatabito資料室----