Vol.4

文:maru /絵:nashie

「フィンランドの書店より①」

2011年夏。フィンランドに滞在しました。
10年来のお付き合いのあるフィンランド人家庭にお世話になり、
サウナコテージで、
"サウナ"→"湖"→"ビール・マッカラ(ソーセージ)"→"サウナ"→ …
という、エンドレスのお約束を体験したり。
ホストシスターと一緒にシナモンロールを焼いたり。
森の中でベリー摘みに夢中になってみたり。
フィンランドの夏を、あたたかな家庭で過ごす幸運に恵まれました。

さて、今回のコラムでは「フィンランドの書店」をレポートします。
本屋をグルリと回れば、平積みにされた本のセレクトからお国事情が見えてきます!!
みなさんも、フィンランドへ行かれた際にはブックストアをチェックしてみてください。
では早速、ジャンル(コーナー)ごとにご紹介しましょう。



「料理」
イタリア料理・フランス料理などの、定番レシピはもちろんのこと、
色彩豊かで目に楽しい料理本コーナー。
特にピックアップすべきは、キノコやベリーといった
フィンランドらしい食材にフューチャーした本があることと、
サウナコテージやテラスを想定した"バーベーキュー"のグリル本も充実していること。
そして、この時期らしい本を見つけました!!
毎年7/21~解禁となる"ザリガニ(※)"
まるまる1冊、ザリガニ料理の本です…。
気になる内容は…
ふんだんに写真を盛り込んで、ザリガニ漁の解説から、ザリガニの食べ方(ナイフの入れ方)、
もちろん、茹でるだけでない"ザリガニレシピ"の数々が紹介されています!
これは、日本にはない感覚だけにページを繰る時のワクワク感がたまりません!
この本はタバタビトの資料室に置いていますので、読みたい方はご利用ください。

(※)補足:フィンランドではザリガニが解禁になると、ザリガニパーティをします。
      たいていは茹でたザリガニをモリモリ盛って、カニを食べる要領で、
      お酒を飲みながら楽しみます。
      ザリガニの季節になると、パーティが華やぐザリガニグッズが売られます♪



「スポーツ」
スポーツのコーナーですぐに気付くのは、"野球"は人気がないのだなぁ。ということ。
この国を熱狂の渦に包み込むスポーツのひとつはアイスホッケーです。
(余談ですが、今年のワールドチャンピオンに輝いたフィンランドは大フィーバーでした)

また、日本と変わらないラインナップはサッカーの本が目立っていること。
メッシなどのスター選手の顔もちらほら。
そして、趣味のスポーツではサイクリングや釣りなどの専門誌が目に付きます。
さすが自然の中で楽しめそうなものばかりですね。
さらに「BUDO(武道)」というコーナーもあり、
人気やスポーツ人工の程は確かではありませんが、柔道や空手の関連本もありましたよ!

「マンガ」
日本のマンガは、ここでもやはり若者の人気を誇ります。
マンガコーナーに立ち止まる人は、他よりも平均年齢が低い気がします。
マンガは英語版とフィンランド語版があります。
フィンランド語にまで訳されているのはそれだけ売れている証拠!
今回は、"NARUTO"や"NANA"、"ONE PIECE"がメインに置かれていました。
一昔前はドラゴンボールや、コナンでしたがどんどん新作も受け入れられているようです。



「図鑑」
フィンランドらしさを感じたのは、ベリーやキノコだけの本が多いこと。
いわゆる"図鑑"といったヘビー級のサイズもあれば、
ハンディタイプもあります。
持ち運びができるものは、明らかに森に持ち込むことが想定されています。
わたしも買いました!まるまる一冊"キノコ"の本。
ホストファミリーに「どのキノコが好き?美味しい?」と聞くと、
それぞれのお気に入りを教えてくれました。
キノコ狩りのシーズンには、必須な本ですね!!
この本はタバタビトの資料室に置いていますので、読みたい方はご利用ください。


では、また次回。
続きをお送りしますので、お楽しみに。


tavatabito資料室----